昔はめずらしかったコンタクト。学校でのほほえましい思い出です

今は珍しくないかもしれませんが、私のコンタクトレンズ初使用は中学1年の時です。両親兄弟ともに目が悪く、私も小学4年生でどんどん視力が落ちていきました。中学ではまだ早い!と言う父に、母の『私も目が悪くて苦労した、そのせいで成績が悪かった』という声で、私も使用を許されたのでした。

当時、学校では目が悪い子はメガネを使用しているのが普通で、私は学校で『いいなあ〜』『すごい』と羨ましがられ、普段目立つことが無かったので、少し得意でした。

しかし、バチが当たったのか、ある日レンズにゴミが入り、授業中猛烈に痛くなったんです。私は痛さのあまり、ケースの中にペロッと左目のレンズをはぎました。すると、何も知らない隣の席の男子が、『コ、コイツ、眼球取った!』と驚愕して叫んだんです。事情知ってる子たちは大笑い、知らない子は不気味な目で私を見、『どうやって?どうやって?』とひそひそ…帰りがけ、職員室で先生に厳重注意されたりで、さんざんな失敗談となりました。

でも、おかげで今まであまり喋らなかった子たちとも話ができるようになり(それからしばらく私のあだ名は“眼球”)、やっぱり視界が抜群に良くなって、校庭や街の景色を、隅々まで見渡せるようになったことが一番爽快でした。

今となっては学校でコンタクトレンズをしている人はたくさんいますので、からかわれたりすることはないのでしょうね。うらやましいです(笑)