視力を調節するための医療機器であるコンタクトレンズは、外見のイメージを損なうことが無いという点がメガネと比較した場合のメリットです。これは、角膜に直接装着するという使用方法が関係しています。ただし、それだけに適切な選択および使用が必要であり、合わないものを無理に使用した場合は、トラブルに見舞われる危険があります。
このために、商品を購入する際にはレンズデータが貴重な参考資料となります。レンズカーブ(BC)、視力度数(PWR/D/SPH)、レンズ直径(DIA)、乱視度数(CYL) ※乱視用レンズ 、乱視軸(AX) ※乱視用レンズ、加入度数(ADD) ※遠近両用レンズ等の項目について数値化されています。様々な数値があるので、見方や調べ方が難しいと思われがちですが、処方箋や使用中の商品のパッケージに記載されています。このために、これらと見比べることにより、希望とあった選択を実現することにつながります。
なお、レンズデータの項目の中の軸(AX)とは、乱視軸の角度のことです。このために、0から180までの角度で表されます。乱視の場合は、同じ大きさのものでも方向によって見やすいもの見にくいポイントがあるので、全体が出来るだけ均一に見えるように合わせる必要があります。