コンタクトレンズデータ解説:度数(PWR・SPH)

度数(PWR・SPH)にあるPWRとSPHは、いずれもレンズの度の強さを表す指標であり、どちらも意味としては全く同じです。その見方は、先ず数字が大きいものほど度が強いと考えてください。近視には-(マイナス)が、遠視に対しては+(プラス)が、数字の前に付きます。度数を”D”と表記している商品があることも覚えておいてください。

レンズの梱包容器など、どこかに必ず記載されていますから、お買い求めの際にはここに注意して買うようにしてください。合わない度数のレンズを使い続けると、かえって視力の低下を招きかねません。なお、通常この数字はメガネの場合と異なります。メガネを日常的に利用してきた方がコンタクトを作るときには、度数をはかり直さないといけないということも合わせて覚えておいてください。

度数はこれで良いのですが、ほかにもBCという表記にも注目してみましょう。BCはベースカーブのことで、レンズのカーブの具合を意味します。この値が大きいほどカーブがゆるく、小さいほどカーブがきつくなっています。これは個々人の目の形に合わせたレンズを選ぶ際に必要になる指標です。これを間違えると、目が疲れやすくなったり、乾きやすくなったりして、とても扱いにくいレンズを使うことになってしまいます。