コンタクトレンズデータ解説:ベースカーブ(BC)

コンタクトレンズデータの一つに、ベースカーブ(BC)があります。BCはレンズの曲がりの度合いを表し、メーカーによって多数の中から選択できるものがある一方、中にはBCが1種類しか無いものも販売されています。

数字が大きいほど曲がりの度合いが小さくなっており、数字が小さいほどに曲がりがきつくなっています。これは、人によって眼球の大きさが異なるためで、眼球が大きい人ほど数字の大きいものが目にフィットすることになります。

見方ですが、単位はミリメートルとなっているため、例えばBC6.5と表示されている場合は、カーブが半径6.5ミリ、直径にすると13ミリの円になっているという意味です。

人間の眼球は一般的に直径が20ミリ以上あるため、大きめのサイズが必要になりそうですが、実際は眼球の角膜部分にやや出っ張りがありカーブがきつくなっているため、BCは10未満となっています。

また、ソフトタイプの場合は柔軟性があり眼球にフィットしやすいため、多少のサイズ違いであれば、特に問題無く取り付けることが可能です。対してハードタイプの場合はソフトタイプのような柔軟性が無いため、メーカーでは多くのサイズが用意される傾向にあります。